幼少期には自宅の近くに住んでいた上に、小学生になった頃には二世帯住宅で一緒に生活をしていた祖母が人生を全うしたため葬儀を行う事になりました。
自分が生まれた頃から大人になるまで近い距離感でずっと一緒に生活を共にしてきたので、少しずつ体力が無くなっていく様子はもとより実際に人生を全うしてからも非現実的な気持ちが続いていました。
しかも、これまでの人生の中で身近な人が亡くなった経験が無かったため、葬儀を滞りなく行う方法はもちろん基本的な事さえもわからないまま過ぎていきました。
行う場合の業者の選び方などについてもわからずにいたのですが、以前仕事でお世話になった方が葬儀を行っている事を思い出して早速電話で連絡をしました。
相手の方はとても気さくな方なので、まだ祖母が亡くなったという話をする前は電話をしてきてくれた事について喜んでいる様子が電話越しから感じられ、少しの間お互いの近況報告をした後に今回電話で連絡をした理由を伝えました。
話をしている間、相手の方はじっくりと耳を傾けてくれましたし、以前仕事で少し交流をした自分を頼ってくれたのは嬉しいと口にしてくれた上に、全面的にサポートをすると約束してくれて頼もしかったです。
既にこれまで葬儀を行った経験は無くてわからない事が多いという事実は伝えていたため、専門家の立場からうろたえている自分をサポートして導いてくれました。
また、段取りや流れがはっきりと理解できていない事について心配していたのは、祖母が生前に交友を持っていた方々が参列してくれた時に失礼が無いようにしたいという気持ちも理由です。
専門家のサポートにより参列してもらえた方々に失礼になる事は避けられましたし。これまで参列した葬儀の中でも取り分けて故人の事を大事に考えている様子が感じられたと言ってもらえました。
そのように心に残るものにさせられたのは、祖母が生前に広く有していた交友関係を参列者達が懐かしみながら思い出せるようにスナップ写真を採用したためです。
専門家にお話をした段階で、これまで祖母が歩んできた人生を全員で振り返られる暖かい雰囲気の内容にしたいと相談したところ出してくれたアイディアであり、参列者達はもちろん自分自身も祖母と一緒に歩んできた人生を思い出しましたし、祖母にここまで育ててもらったという気持ちもより強いものにさせられました。
温かい雰囲気と共に感謝の気持ちも同居していた心に残る様子は、自分が人生を歩んでいく上での糧になっています。